フリーランスの暮らし

コロナ時代はフリーランスにとってはある意味チャンスかも!?

2021年1月14日

コロナ時代はフリーランスにとってはある意味チャンスかも!?

こんにちは、まっつんです。

この前、緊急事態宣言下の中ではありますが外回りの仕事がありまして。
まあ営業系フリーランスの場合は、こんな時期でも意外と対面での仕事は完全にはなくならないわけで、お客様の了承さえ得られて、かつ遠隔打合せだとちょっと伝えづらかったり、直接製品の操作説明なんかをする場合だと、感染対策はもちろんした上で、客先に行くなんてことがたまにあります。

で、帰りがけに銀座を歩いてたんですけど、やっぱり人通りがかなり少ないですね。
空いているお店であってもお客さんはほぼいなくて、店員さんが超絶暇そうな顔をしながら外見て黄昏ていたんですよね。

月並みですが、やっぱりコロナの影響ってすごいなあと思いましたね。

世間はコロナの影響で失業ラッシュの危機!?

緊急事態宣言自体はもう2度目になりますが、1度目に発出された2020年04月の時も、色々なメディアでコロナによる雇用維持が厳しくなるのではとか、コロナの影響で失業してしまったなんていうようなニュースがたくさんありましたが、今回の発出によって企業にとってはトドメを刺される可能性が出てきました。

プレジデントオンラインさんの記事によると、現状の雇用を維持できなくなるなんていう恐ろしい調査結果すら出ています。

雇用を維持できる期間が半年以内と答えた産業別の割合(カッコ内は1年以内)

飲食・宿泊業 43.0%(70.3%)
製造業 23.7%(40.6%)
サービス業 19.6%(39.0%)
卸売業 17.8%(32.2%)
小売業 15.3%(29.5%)
情報通信業 13.3%(28.3%)
運輸業 12.8%(30.6%)
建設業 12.3%(26.1%)
引用元:PRESIDENT Online 大量リストラが前倒しされる恐れ…3社に1社が「1年以内に雇用維持できなくなる」

やはり飲食業や宿泊業の数値が特にヤバイことになっていますが、平均すると約20%の割合で半年以内に雇用維持ができないなんてことになります。
5社に1社が雇用維持できないとかになっちゃうなんて、マジでヤバイです。

会社の体力が大幅に減少しちゃってる

コロナによって消費が冷え込んだことによって、当然ながら企業の売り上げも上がりません。
売り上げは上がらなくても、従業員の給料、家賃、光熱費、仕入、インフラ環境、借り入れなどなど、毎月払わないといけないお金がたくさんあります。

内部留保がどんどん食い尽くされていくことになるので、会社としての体力(お金)が減る一方なんですよね。

会社は従業員を抱えるために多大なコストが発生している

んで、会社にとって従業員を雇用するための人件費って、ものすごく高いんですよ。
従業員側が貰っている毎月の給料だけしかコストは発生していない、訳が無いんですよね。

ざっと洗い出してみても、

  • 採用費(求人媒体とか採用エージェント利用とか)
  • 給与(基本給のこと)
  • 賞与(あるとこは)
  • 歩合給、インセンティブ(あるとこは)
  • 退職金(あるとこは)
  • 各種手当(残業、住居、通勤、扶養など)
  • 法定福利(社会保険とか厚生年金とか)
  • 福利厚生(何気に出張費とか交際費とかも入る)
  • 備品の提供(PC支給とかスマホ支給とか)

などなど。
人間一人を雇うことから始めて雇用を維持するっていうのはすんごい大変なんです。

会社員の時とかだと、「マジ給料低くてやってらんねー!」みたいな話があったりしますが、会社としては給料の倍以上の費用を社員1人に対してのコストとして負担しています。

正社員であっても楽観はできない

なので、会社として売り上げを上げることが難しくなってしまった上に、「会社の体力が無くなってきてしまう」中で、「従業員を今の条件のまま雇用しておく」っていうのが如何に難しいことなのかという話になるわけで。

これまでの時代は、正社員なら安泰だー!なんて言われていたかもしれませんし、実際私の親世代だと正社員以外は認めない!安定しない!なんて確固たる考えを持ってたりするんですが、正社員であったとしても、決して楽観できない時代にとっくになってきてますよ?って話ですね。

フリーランスが新たな仕事を獲得できるチャンス!?

さてそんな世の中で、実はフリーランスにとってはある意味チャンスなんじゃね?っていうことを思ったわけです。

企業は正社員としての雇用を維持することは難しくなってきてますが、「売り上げ」は上げていかないといけないです。
で、売り上げを上げるためには当然ながら人員が必要となります。

企業にとって、その時に必要な人材を確保する観点で考えると、フリーランスを活用するというのはとても合理的な考えになるんですよね。

フリーランスが仕事を獲得するにあたって、今だからこそ新たな顧客獲得ができる時期かもしれません。

フリーランスは試しやすい

最近はフリーランス人口がどんどん増えていて、多種多様なスキルや経験を持った人たちがフリーランスとして働いています。

正社員として採用してしまった場合だと、会社が倒産してしまう場合は別として、例えば1年なり半年で解雇するからね?なんて言えませんが、フリーランスを活用すれば、契約期間は柔軟に対応できたりするわけで、企業にとっても試しやすく、かつ人材確保ができるというメリットが生まれます。

フリーランスを使う方が企業にとってはコスト安じゃない?

フリーランスを活用する場合、主に業務委託契約として働くことがほとんどだと思いますが、会社として負担する費用は、基本的には業務委託契約書で交わした契約金額だけで済みます。

既に書いたような法定福利やら福利厚生やらの費用は負担する必要が無いので、採用コストの削減だけでなく、人員の維持コストの削減にも繋がるわけです。

フリーランスは切りやすい

私自身もフリーランスとして活動しているのであまりあって欲しくは無いことではありますが、企業側にとって、フリーランスなら必要が無くなったら切ってしまえばいいという考え方もできます。

必要な時に必要な戦力を、ということであれば、その間だけでもフリーランスを活用することは打ち手として全然アリだと私は思いますし、フリーランスとしても、短期型や単発型の新たな仕事を獲得することで、収入の向上や新たな業務経験を積めることにも繋がります。

今の時期だからこそ、フリーランスとなって仕事をするのもアリだよね!

というわけで、コロナ不況と言われているこんな世の中ではありますが、逆に今こんな時だからだからこそフリーランスとしての働き方を考えておく、というのも実はアリなんじゃないかと思います。

企業は新たに正社員としての雇用を推進することがしづらい中、売上を上げていくための施策を考えていかねばならず、そのために必要な人材ならコストによっては大いに欲しいと考えるところは多いはずです。

最初は副業でも良いじゃない

あなたが今現在会社員という立場なら、昨今流行りの副業というところからスタートするのもおすすめです。

万が一会社が倒産してしまったり、雇用が維持できなくなり解雇となってしまった場合でも、副業として活動をしていれば、副業先を増やしたり、なんなら副業先への転職だってできるかもしれません。

会社員という立場を大いに利用して、副業からスタート、収入を確保しながらゆくゆくはフリーランスとして独立して活動をするなんてのも全然アリですよね。

エージェントに登録して情報だけでも持っておくのもいいじゃない

フリーランスを支援するエージェント、たくさんあります。
まずは登録だけをおこなっておいて、どういう会社の案件があるのかを知っておくだけでも、いざという時の助けとなることだってあります。

別に正社員にこだわる必要なんか無いじゃない!笑
副業と合わせてエージェントに登録し、週1,2日くらいをフリーランスの活動として充てる、なんてのもいいんじゃないかと思います。

あとがき

フリーランスは不安定な働き方である、確かにその通りな側面もありますが、正社員は安定している、ということも言えなくなっている昨今の世の中で、フリーランスは逆にこれは仕事取るチャンスじゃん?っていう話。

フリーランスだからこその自己裁量で色々決めることができる、をこんな時だからこそ最大限に活かして自身のキャリアの幅を広げてみるのはいかがです?まる。

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