こんにちは、まっつんです。
私がフリーランスとして活動を始めてから、そろそろ5年が経とうとしてるんですが、よくもまあ5年もやれてきてるなあ・・と、最近我ながら結構感慨深い気持ちになる時があったりします。
それこそ最近では結構一般的に認識をされてきた「フリーランス」という言葉ですが、私が前職を退職して個人で活動することになった頃だと、フリーランスなんていうちょっとかっこいい言い方はあまり言われてなかった気がしていて。
単に「フリーでやる」とか、「自営でやる」みたいな言い方をしていました。
会う人によっては、少しでも笑いを取るために「スーツを着るニートです」なんて言い方もしてみたり。(まあ、言い方はなんでもいいんですが)
んで、フリーランスとして活動するっていう人たちって、結構私が経験してきたIT業界界隈だと、やっぱりエンジニアだったり、デザイナーだったり、なんて言うのかな、わかりやすい「技術やスキル」を持った方々が多いんですよね。
ネットワークエンジニアで、インフラネットワーク機器の設計から設定までできます。
会社で運用するネットワーク環境をちゃんと構築できますよ。
とか、
JavaやPHP、Rubyみたいな言語を扱えて、サーバサイドのプログラミングができます。
アプリを作りたいっていう会社があれば、作ってあげますよ。
とか、
イラストレータやフォトショップを扱えて、企業のホームページはもちろん、販促物のデザインからロゴのデザインまでできますよ。
とか。
細かい部分は端折って書いちゃいましたが、あーこういうことができるのね、みたいなスキルセットがわかりやすいんですよ。
私はエンジニアでもなければデザイナーでもないので、わかりやすい「技術やスキル」ってものがないんです。
社会というものに出てから、それこそずーっとBtoB営業系の業務領域をやってきた人間なので、そりゃあWordとかExcelとかPowerpointくらいは使いますよ?(めっちゃ基本的な機能だけど)
それこそ上述で挙げたようなサーバとかネットワークとかアプリとかデザインなんてなーんにもできないわけです。
さらに言うと(胸を張って言えることではないんですが)、ずっとやってきた営業の仕事でも全国1位になったとか、月間MVPみたいなものを取ったとか、社内で表彰されたとか、そういった輝かしい経歴もないんですよね。
そんなやつが、家族までいるのにフリーランスとして独立して、今もお仕事をさせてもらえている環境があり、5年も続けてこられているなんて、ちょっとした衝撃的事実なわけですよ(笑)
で、私のような(ていうと変だけど)非技術系であり、なおかつわかりやすく突出したスキルがあるわけでもない人でも、会社員ではなくフリーランスとして独立、活動をしていきたいなんていう人向けに、約5年フリーランスとして生きてこれてる私が、営業系フリーランスとして仕事をしていくために、これは意識しとけ!的なことを書いてみます。
営業系フリーランスでも仕事はある

そもそもなんですが、営業系のフリーランスなんて、仕事あるの?
なんていう思いもあるかと思いますが、営業系の領域でも仕事はあります。
例えば営業マンを取りたくても取れない会社、たくさんあります。
人員を採用するためのコスト、何気に結構高いです。
そこから正社員として採用すると、人員を抱えるコストも結構高いです。
会社は、人間1人を採用するために結構な費用を掛けています。
資金が潤沢な大手みたいな会社は別として、会社としては、どういう成果や活動をしてくれるのかわからない人材に大きなコストは掛けたくないのが本音ですよね。
でも会社の商品やサービスを広く販売してもらえる人員は確保したい。
そういった会社に対して、営業マンとして契約してみませんか?
と話ができれば、会社としては大きなコストを掛ける必要もないですし、会社として不必要だと判断した場合にはいつでも切ることができる人員として、超使い勝手がいいわけです。
こちらとしても、まあこれは極論ですがこの会社と縁切りたいとなれば、契約を解除してしまえばいいので、こちらとしても使い勝手がいいわけです。
使い勝手、という言葉が合っているかは微妙ですが、お互いのメリットがあれば、営業マンを採用するという側面だけでも、少し視点をずらせば、フリーランスという立場で仕事ができる環境はあるということになります。
仕事を取るために準備したこと

とは言え、フリーランスとして仕事をしていくとなる以上、会社員の頃とは違い仕事は会社から黙っていても貰えるものではなく、自分で仕事を生み出していかなければいけないのですが、仕事を生み出す(取る)前にやっぱり準備をしておく必要があります。
準備というと大変なイメージを持つかもしれませんが、別に大したことはしなくて良くて、私が最初にやったのは3つだけです。
フリーランスとして活動することを知らせる
まずは自身が会社員という身分から、フリーランスという身分になることを周囲に知ってもらわないとだめですよね。
一番知らせやすいのは、会社を辞める時に取引先だったりとか社外で知り合った人とかに退職の挨拶メールみたいなのを出すじゃないですか。
そのメールの中に、フリーランスとして活動します的な文言を入れてメールを送りましょう。
あの人会社辞めて独立するんだ?次はどうするの?え、フリー?
みたいな返信をしてくれる方、中にはいるはずです。
いつから実際に活動するのかを知らせる
会社を退職してからすぐなのか、ちょっと一休みしてからなのか、自身がいつからなら仕事できますよという目安を退職メールについでに入れておきましょう。
ちょうどたまたま新しく人員を採用する予定だったんだよ!
とか、
今やろうとしているプロジェクトで人が足りないところだったんだよ!
みたいな返信をしてくれる方も、中にはいるはずです。
今すぐでなくても、そういえばあの人会社辞めてフリーになって、〇月くらいから活動するみたいなこと言ってたなー、と思い出してくれて連絡を貰える可能性だってあるんです。
どんな条件で活動するのかを決める
これは人それぞれな考え方があるかもしれませんが、良くある営業という業務領域だとありがちなのは、いわゆる成果報酬という考え方ですね。
ただ営業にものすごく自信がある人以外は、あまり成果報酬を条件として活動をすることはおすすめしづらいです。
なんてったって、売れなければそもそもお金が貰えないんですもん。
がんばってお客さんのところに通って、一生懸命プレゼンして、担当者とのコミュニケーションや感触もとても良かったのに、お客さんの社内方針転換とかで直前で失注となったり、案件受注が延期になったりすることなんてザラにあります。
そこまでに掛けた経費や時間、情熱も、成果報酬の場合は完全自己負担。
もうね、涙を通り越して目から変な汁しか出なくなります。
短期間に超絶的売上をあげることができるなら話は別ですが、そうでない場合は、基本的には固定報酬を前提とした条件を検討するのが良いでしょう。
どうやって仕事を取るのか

最初の段階では当たり前ですがフリーランスとしての実績がありません。
この実績を積むというのは、ゼロからのスタートの場合本当に難しくて。
身も蓋もないですが、実績がないという状態で「普通の個人」が新しく仕事を取るのはめちゃくちゃ難易度高いです、ていうかほぼ無理ゲーです。
人間関係から生まれる仕事がほとんど
なので、会社員時代にやり取りのあった人たちとの繋がりがものすごく大事なんです。
- これまで務めてきた会社での上司や同僚、部下
- これまで付き合いのあった取引先の人たち
この人たちとの関係をマジで大事にしましょう。
普段から皆さんも社内の人とか、お客さんにはもちろん気を遣って接してますよね。
その業界で元々有名だったとか、どこの業界に行っても即トップ人材になれるようなスーパーマンであれば別ですが、正直、人との縁が全てと言っても過言ではないです。
ちなみに私の場合は、とてもありがたいことに取引先の人から声を掛けてもらって最初の仕事を取ることができました。
これがフリーランスとしての実績の第一歩となったわけですね。
継続的に仕事はあるのか

ここも気になる人は多いんじゃないかなと思います。
営業系フリーランスの場合、お客さんとの契約の仕方にもよりますが、
すぐに仕事がなくなるなんてことはあまりないです。
※短期型のプロジェクトとかへの参加は除きます。
いきなり契約終了となることはあまりない
契約書をしっかりと締結することはもちろんですが、正直なところいきなりお客さんから契約を一方的に解除されるということはほぼありません。
(もちろん契約違反したとか相手の対して不義理なことをしたとかは別ですよ)
ただ、契約書締結の時に契約期間をしっかりと定める、解除する場合の条項をしっかりと定めて、契約書に盛り込んでおくいうのはやっておきましょう。
ちゃんと業務に取り組むこと
そして当たり前ではあるのですが、与えられた業務領域に対しては誠意を持って誠実に対応することを心掛けましょう。
営業系フリーランスだと、
なんだかんだ言って成果(売上)をあげられないとすぐに切られて終わりなんでしょ?
みたいなイメージを持っちゃうかと思います。
もちろん成果は大事です。
お客さんはコストを払って契約をしているのですから、そのコスト以上の効果を上げてもらわなければいけません。
ただそれは、一概に成果(売上や成績)だけを見られているわけではありません。
対応の柔軟さやお客さんとの対応力、社内メンバーとの関係性、その会社に欠けている要素を補っているなど、色んな側面からフリーランスは判断されています。
- 急に連絡が取れなくなった
- お客さんからの反応が悪くなった
- 社内メンバーからあまり良い評価を聞かない
みたいな話をたまに聞きますが、こういうことにならないよう、ちゃんと業務に向き合い、仕事に対して誠実に取り組みましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
なんだか大したことしてないですね(笑)
日頃からの他人との関わり合いをちょっと意識するだけで、フリーランスとしていざ自身が活動しようとなった時のスタートがとても楽になります。
人間関係はほんとに大事だよ!ってこと。